2児母エリーのつぶやきパッション

2人の息子(中学1年生と小学3年生)を育てるワーキングマザーです。日々のできごとを気ままにアップ。2019年長男が中学受験を経験。

夏休み 東京旅行②

 

 

東京旅行2日目

 

この日は 子どもたちが楽しみにしていた

大本命 東京ディズニーランド

 

ところが 台風接近のため

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雨 雨 雨

 

なんでこのタイミング_l ̄l○lll ガクッ

 

でも 雨なんて何のその

続々と人々が入場してきてるではありませんか

 

ここまで来といて 雨に負けてられるか 楽しんでやるぜ!

みたいな雰囲気が どこかしこにも広がっていて

そんな人々に後押しされた 我が家も 

負けじと突っ走ってやりました( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ 

 

最初はビッグサンダーマウンテン

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かっぱと傘で 色とりどりの行列

この雨でも 50分待ちでしたが 普通に比べれば全然マシな方

しかも到着すぐだと ウキウキが勝っているので

待つのも苦にならない

 

長男はジェットコースター苦手なんですが

ビッグサンダーマウンテンはとっても気に入ったらしく

その後2回ぐらい弟と一緒に乗りに行ってました

 

苦手なものすら克服させるとは

まさに夢の国マジック☆

 

その後はスプラッシュマウンテンに行ったのですが

1時間30分待ち

すると 二男がそんなに待てないとぐずり始めました

どんなアトラクションなのか

全く想像がついていないせいか

これはおもしろくないだの絶対乗らないだの

文句のオンパレード

長男はじゃあ乗るな!先に帰ればいい!と応戦しだして

兄弟ゲンカがワイワイと勃発し始める始末

 

君たち。夢の国でケンカなんて

そんな野暮なことするものじゃないよ

想像してみてどんな乗り物かを

母の予想ではビッグサンダーマウンテンよりも

気に入る可能性大だよと

できるだけ穏やかに?諭しながら

そして上野動物園同様のジャンケン大会など

やりながら 何とかつないで 

 

やっと乗車!!!

 

スプラッシュマウンテンは やっぱり

道中のストーリーが楽しいですよね

 

さっきまで文句タラタラだった二男も

少々待ちくたびれ気味だった長男も

乗った一瞬で そんなのどこ吹く風

 

様子を後ろから見ていましたが 暗がりでも

興味津々で見入ってるのが分かりました

 

そして いよいよ最後の山場 

滝つぼドーーーーーン

からの

バッシャーーーーーン

 

すげえーーーーーーー(≧∀≦)

キャハハハハハハハハハハwwww

 

めちゃくちゃ楽しめたようです(笑)

 

また乗りたい また乗りたい

と何度も降りてから言うので

じゃあパスとっとく?と聞くも

まだ他のも乗りたいからいいやと言うので

やめときましたが やっぱり取っとくべきでしたね

結局その後また乗りに行く事になって

今度は1時間40分ぐらい待つハメに。。。

 

 

次に向かったのは ホーンテッドマンション

待ち地時間30分ぐらいということで

すいすい進んで あっという間に乗車!

 

お化け屋敷の部類だけど 怖くなくて

暗くて何が出てくるの?って

ドキドキするんだけど 楽しい

という すごく良いあんばいな所がツボったのか

ここも 子どもたちが凄く気に入って

その後 さらに2回くらい乗りに行きました(笑)

 

ここで一旦 腹ごしらえをしてから

メリーゴーランド カリブの海賊 スターウォーズ など

ひとしきり遊んで 夕方にまたお腹が空いたというので

ロングソーセージのホットドッグを食べて

そこからお土産を買って

手にいっぱいの大荷物を抱えながら

ホテルへ帰りました

 

実は我が家の兄弟たちが 地味に

ずっとハマってやっていたのが

ウエスタンランド シューティングギャラリーでの

射撃

 

ここで ハイスコアをとると

バッジが貰えると知った 長男が燃え

何度かの挑戦で 無事に金銀両方のバッジをゲット☆

ヤッターーーーーー(*>∀<)ノ

と 達成感に溢れ大喜びする長男と

全く手が届かず羨ましそうにその様子を見つめる二男

しょうがねえな♪と長男が全部で3つとった

バッジの一つを弟にあげました

 

すると 

そんな 良い行いを 

見ててくれたかどうか 定かではありませんが 

この人が現れてくれました

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ウッディ☆

登場してすぐ

「写真とろーよ!」と

ジェスチャーで誘導してくれて パシャリ

 

いい記念写真になりました♪

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏休み 東京旅行①

夏期講習を頑張っていた長男

 

毎日ひたすら勉強する日々に 弱音も吐かず

立ち向かっていた最中 やってきました 

 

旅行イベント!!!

 

6年生の夏休みが勝負と言いながら

旅行に行くとは 大馬鹿野郎だなと

自分でも反省しきりなのですが

この旅行を決めたのは2,3月あたりで

その時は 中学校に入ったらもっと勉強が忙しくなり

夏休みも課外などで 休む暇がないし

受験勉強も大切だけれど 今しかできない事もやっておきたい

そんな思いが膨れ上がって 

長男と二男がずっと行きたがっていた

ディズニーランドに連れて行くため 

東京旅行を計画しました

 

お盆休み期間は混雑必須だというので

せっかく行っても 行列で思ったほど

アトラクションが楽しめないは もったいないし 

せっかくの旅行なので 思い切り楽しい思い出を 

残してあげたかったので いろんな所を見て

回りたかったということで 

お盆の前の週に 予定を組みました

 

ここからは 備忘録をかねて

時系列で東京旅行の様子を綴りたいと思います

 

一日目

羽田空港から浅草へ 雷門に到着

「おお~雷門だ!」

テレビで見たことのある光景に 感動する長男

 

今回は浅草に宿泊するため

仲見世などはいつでも見て回れるということで

浅草寺観光もほどほどに ホテルへ移動し荷物を預けた後

丁度良くきたバスに乗って向かった先は 上野動物園 

初パンダを見に行きました

 

並んだのは1時間ぐらいでしたが 

行列とはほぼ無縁の 地方住まいな我が家の子どもたちは

待つことにかなり苦戦を強いられました

この程度で苦戦とは ディズニーランドが思いやられるなと

遠い目になりながらも 何とか気を紛らわせるべく

じゃんけん大会などをやりながら並び

ようやく赤ちゃんパンダのシャンシャンが見れたのですが

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ずっとこの状態で 微動だにしないシャンシャン

あれ?動かないね?としばし凝視する子どもたち

 

挙句の果てには ○んでないよね!?

と余計な心配までする始末

そんな訳あるかー(笑)

ただただ眠かった シャンシャンでした

 

日本で唯一ここにしかない パンダのポストも見ることができました

初パンダ記念に パンダのぬいぐるみを買って

これを食べました☆

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上野動物園の次にバスで向かった先は

 

せっかくここまで来たんだし

長男が受験生ということもあるので

勉強へのモチベーションアップも兼ねて

日本最高峰の学び舎へ行こう!

目指せ!東大(*>∀<)ノ

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この旅行をするまで 知らなかったのですが

東大って開かれた大学なんですね

もっと関係者以外は入りにくい閉鎖的な感じだと

勝手に思っていたので こんなにも

一般の人が自由に行き来してるとは!と驚きました

夕方という事もあってか 東大の学生さんらしき人はほとんどいなくて

構内を自転車で通り抜ける人や 愛犬を散歩させてる人

中学生や高校生で見学に来ている子たちなど 

外部の人たちの方がたくさんいました

 

でも構内を散策していると

大きな木がたくさん植えられていて

レンガ造りの古き良き趣のある建物が並んでいて

歩いているだけでも雰囲気があって良かったです

散歩に来てる人たちの気持ちが

凄くよく分かりました(笑)

 

三四郎池にも行きましたよ

この池は夏目漱石が小説の舞台にした池なんだよと言うと

「え!あの夏目漱石?千円札だった夏目漱石?」

とかなり食いついてました

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教科書でしか知らない夏目漱石が 今自分の目の前に広がる光景を見ていたんだと思うとちょっと感動したのかもしれませんね(笑)

歴史上の人物は確かに存在していたんだろうけど、その時代やその人自身にじかに触れたことがない遠い過去なのでどこか架空の人物像的に捉えてしまう部分が特に小さい時にはあると思うんです。こうやって足を運んで生きていた痕跡に触れさせる体験というのはとても大事なんだなあと思います

 

お土産に生協によって

東京大学の名前入りボールペン、えんぴつなどを買いました

日々勉強に使う物でも「東京大学」と入ってるだけで

長男にとってはモチベUPになったようで

友だちからも話題にされたみたいです

 

考えてみたら 

東京のお土産でいただくものといえば

圧倒的にディズニーのものが多いので

東京大学のお土産って地方民には

結構レアな気がします

観光名所という訳ではないですしね

 

他にも学食も普通に利用できるようなので

いつかまた来れた時には 食べてみたいと思います

 

その後、宿泊するホテルへ帰り チェックインしました

 

ちょっと疲れたので休もうと思っていましたが

次の日からもスケジュールを色々と組んでいたので

ただ休んでるだけじゃもったいないなと考え直して

長男にどこか行ってみたいとこある?って聞いてみた所

渋谷のスクランブル交差点に行ってみたい!と言ったので

 

行きましたよ渋谷へ

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スクランブル交差点は知っていたけど

このハチ公像は知らなかったみたいです

両隣に子どもたちが立ってたので 

細長く切り取ってます^^;

 

この前にはスクランブル交差点を長男が嬉しそうに数往復して(笑)

ヒカリエで夜ご飯を食べました

 

ホテルへ戻る時に 浅草寺を通ってみると

ライトアップしてました

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夏だけなのかは 分かりらないですが

夕涼みがてら きれいなライトアップを見に

夜でも観光客が見に来ていました

って私たちもか(笑)

 

とにかく一日目は足が棒になるという言葉が

ぴったりなぐらい かなり歩き回って疲れました

 地方では 車移動が普通なので

こんなに歩くことは滅多にありません

なので 東京にいる間は 歩く分だけ美味しいものが

たくさん食べられて 満足でした(笑)

 

 

つづく

 

 

 

6年生夏期講習

夏期講習が始まって早々 

行きたくない発言をしていた長男ですが

中学受験生にとって 夏期講習は要の時

それは長男もちゃんと分かっていたようで

からしっかりと登塾していきました

 

塾に通っているほとんどの子は

中学受験のために入塾してきてる子で

しかも長男とは違って難関中学を目指してる子がほとんど

そんな中で一緒に勉強をやらなくてはならないので

当然ただでさえ取り掛かりの遅かった長男は

出遅れ感が否めない様子で 確認テストは

ほぼ毎日 再試状態でした

 

ですが 長男にとってはできる子が揃ったクラスで

勉強する事は とても刺激になっていたようで

自分よりもはるかに頭が良く 模試で常に上位に入る

優秀な子に羨望のまなざしを送っていた様子

○○さん凄いんだよ ○○くんテスト100点で

と ことあるごとに名前を挙げていました

最初の件があったので 自分ができない事に

負い目を感じての発言かもしれないと

注意深く様子を見たりもしていましたが

ただ純粋にスゴイ!と思っていたようです

その子たちと 一緒に勉強している環境は

長男の受験へのモチベーションを しっかりと上げてくれ

それは受験が終わるまで続きました

このことからも やはり 長男の場合は特に

環境が大事なんだなと思いました

 

はあ。。。

もっと早くこれに気づいて転塾させてたらなあ

受験が終わったいまも やっぱり 

後悔しちゃいますね^^;

 

そんなこんなで 夏期講習を頑張っていた長男ですが

そこにまさかの水を差すようなイベントがやってきます

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年生で不登校からの脱出

前回の話しからせっかくなので 

この話もしておこうと思います

 

2年生の時に 長男は不登校を経験しています

 

新学期が始まって1ヶ月ぐらい経った4月の終わり頃

「学校に行きたくない」と言い出したのです

理由を聞くけれど とにかく学校に行きたくないの一点張り

 

最初はたまにはこんな日もあるだろうな

と軽い気持ちで休ませました

 

すると次の日もまた行きたくないと言います

どうして行きたくないのか聞いても

行きたくないから としか言わない

 

 

何を言っても頑なに行かないを繰り返すので

明日はちゃんと行くようにと言い聞かせ 

仕方なく休ませることを決めた瞬間 

それまでの表情が一転し嬉々としたものに変わります

夜には次の日の準備をして

「明日はちゃんと学校に行く」と普通に寝ます

けれど 朝起きて準備を整え いざ家を出るとなった時

表情が一気に曇り「行きたくない」が始まるのです

 

 

結局この行きたくない理由というのは

はっきりコレ!というものはありませんでした

最初話してくれた理由は クラスの友達の

ささいな言動に対するものでしたが

よくよく聞いてみると 別にそれは大したことではないようで

かといって明確な理由は 本人も分からず

ただ学校に行くのがいやだという事だけ はっきりしている

そんな感じでした

 

行きたくないが始まって1週間ぐらい経った頃には

担任の先生をはじめ学校の対応も動き出し

 

少しでもいいから登校させてほしいと

クラスに行けないのなら特別学級や保健室図書室などで過ごすなども

大丈夫だと 色んな対応を提案されました

 

私もこの状況を何とかしたい 学校へ行ってほしい

という気持ちが強かったので 先生と連携して

朝私が車にのせて学校まで連れて行き

先生が車に迎えに来て一緒に教室へ行く

というのをやってみました

 

でも最初は 車にすら乗らなかったり

車に乗るものの学校に着いても降りなくて

あえなく断念したり 時にはすんなり降りる事ができたり

時には 無理やり車から引きずり出して

先生が抱えて行くという 強硬な手段に出たこともありました

そんな日が続くと 私もだんだん疲れてしまって

今度は夫が仕事の合間に長男の様子を見に帰ってきたり

時には 抱えて学校まで行ったり

周りの大人は とにかく学校に行かせる事に

全力を注いでいました

 

だけど なかなか学校に行くとはなりませんでした

そりゃそうです 本人は何一つ納得してないし

強硬な手段をとれば 頑なに拒否するのは当たり前

 

でも 渦中にいる時は 分からないものなんですね

 

この先学校に行きたくなる日はもう来ないかもしれない

ずっと不登校のままかもしれない

中学も高校もこのまま行けなかったらどうしよう

考えたくなくても 頭の中にはそれしか思い浮かばない

何をやっても どんなに楽しい話しをして

目の前で長男が 笑っていようとも

その事が常に 頭から離れなくて 

光の射さない 暗い闇の中を手探りで歩いているような

不安で怖くてやりきれない思いが 

ずっと心の中を支配している そんな状態でした

 

けれど 絶対あきらめたくない気持ちもあったので

絶対に長男をもう一度学校に行かせてみせる

こんな所で終わってたまるか!

ウジウジと悩んでる暇があるなら 動け!と

現状を何とか打破したくて 行動を起こしました

それが 情報収集

 

不登校に関する 詳しい専門家のサイトや

ブログ 評判の良い書籍などを買い漁っては

ひたすら読みました 

たくさんの体験談や事例を見ていると 

こんな状況になってるのは 自分だけじゃないんだ

そう思えて 重たかった気持ちが軽くなりました

長男に近い事例や これだと思える打開策を

見出せたときには 光が射す思いがしました

 

不登校の原因の一つに発達障害の可能性もあることが分かったので

それも調べてみました

今までその疑いを持ったり 指摘された事はありませんでしたが

特徴の中に長男にも当てはまりそうな所があったので

地域の施設へ連絡して 診断してもらいました

結果はグレーな所もありましたが 今の年齢を考えると

個人差があるため 発達障害とは言えないという判断

 

じゃあ何が原因なんだ。。。

不登校になってしまった 確かな原因が掴めないまま

また 途方に暮れました

 

けれど それまで読んだり調べてきたことは

私の中にあった 強固な軸を少しずつ柔軟なものに変えていきました

 

ありのままの長男を受け入れること

明確な理由はないけれど 学校に行きたくないという

譲れない長男の気持ちを 汲み取ること

長男を信じること そして

長男は私にとってかけがえのない 

唯一無二の大切な存在であること

 

私は ごちゃごちゃ言うのをやめました

学校に行きたくないなら 無理に行かなくてもいい

今やれる事を やれる範囲で頑張ればいい

そう思う事にしました

 

すると 長男が頑なな態度を 取らなくなり

表情も明るくなって 言動の端々に

余裕を感じるようになりました

そうしてるうちに 

このままじゃいけないと思っていること

本当は学校に行きたいけどいけないでいるジレンマを抱えている事を

自ら話してくれました

 

学校に行きたいという長男の本心が聞けたことで

今度は長男がちゃんと納得して 自分の意志で

学校に行けるようにしてあげよう!

そう思えることができました

 

そこからは まずは学校に行きたくないと言い出す

朝の登校時間の現状打破を考えました

 

長男と話して その時間帯になると 

学校に行く事が嫌になると同時に

不安を感じてしまう事が分かったので

まずはその不安を解消しようと考えました

 

登校する時間になると 行かなくちゃいけないんだ!

と緊張感を持ってしまうので

登校する時間になっても テレビを見て

ゆったりと過ごすようにしました

皆が学校に登校し終えた頃を見計らって

ゆっくりと車で学校に行き 外には出ず

最初は5分、10分ぐらいの短い間を

学校の敷地内で過ごしてみました

数日して慣れたら 今度は窓やドアを開けて

学校の様子が耳に入ってくるようにしました 

先生や生徒のやりとりや 音楽室から聞こえるピアノの音 学校のチャイムの音 

学校にいれば日常的に耳にする音を 

学校に行かなくてもいいよという前提で 安心して聞かせました

そのうち車の中でじっとしているのに飽きて 

自分から少しずつ車の外に出るようになりました

車のまわりをウロウロしたり ちょっと校舎へ近づいてみたり

そしてまたそれが慣れてきた頃に 今度は靴箱までどれぐらい

行けるかゲームをしました 靴箱は教室に近い所にあるので 

とても勇気がいります 毎日1歩でも多く進めたらそれでOK

小さな達成感を体験させる事で 自信を持ち自己肯定感を

高めてあげるのが目的でした

 

長男は年長の時から 空手を習っていたのですが 

この空手の練習が 学校の体育館でやっていたため

不登校になってからは 通うのをやめていました

それがこの頃ぐらいから 自ら意欲的に行きだしたのです

 

放課後なので 生徒はみんな下校していて

先生も教室にはいません

それが良かったのかは分からないですが

朝の様子とは違い すんなり学校の敷地内に入って

軽快な足取りで 体育館に入っていきます

 

不登校になってから 担任の先生とは

日頃から連絡を取りあっていて 

家にも何度か来て 長男の様子を見たり 

学校の様子を伝えにきてくれていたのですが

空手に行きだした事を話すと 

早速放課後様子を見に来てくれました

 

最初は先生の問いかけに 返事すらしてませんでしたが

練習ごとに見に来る先生に次第に 少しずつ返事や

短い話しをするようになりました

 

見た目にも元気で 意欲的に練習をしている様は

誰がどこから見ても 不登校とは無縁な姿で

空手の師範も道場生も担任の先生すらも

学校に行っていないのが信じられない

というぐらい すこぶる元気でした

 

でもずっと見ていた私は分かってました

これは長男が精一杯葛藤して出した答えなんだなと 

学校に行けない分 空手を頑張ることで

ぼく頑張ってるよ!と行動で示したんだと

長男が認めてもらいたいと思ってる気持ちが

凄く伝わってきました

 

それからは 今度は放課後に少しずつ 

朝は入れないでいる靴箱や教室に行ったりしました

すると 学童で残っているクラスの友達と会って 

早く学校においでよ みんな待ってるよ!

と次々と 話しかけにきてくれました

教室の外には春に植えたミニトマトの鉢植えがあって

長男の鉢にも実が何個もついていました

先生やみんながいつも水をあげてくれていたのです

あっという間に一緒に過ごしていなかった時間を

うめてしまった子ども達を見て

子どものパワーってすごいなと

改めて思いました

 

そして放課後の次は まだ誰も登校してこない

開門してすぐの早朝に 教室へ行くことにしました

学校一怖いと子どもたちの中でウワサの先生が

門の前に立っていた時は ビクビクしたりもしてましたが

その先生も 長男の事情は知っていてくれたので

気さくに声をかけてくれ 少しでも笑わそうと

おもしろい事を言いながら 教室に

一緒に入ってくれたりしました

 

早朝の教室はしんと静まり返っていて

でも放課後とは違う新鮮な空気が漂っていました

担任の先生も長男のために早く学校へきてくれて

教室の展示物を見ながら こういう授業をしたよ

図工でこういうのを作ったよと 説明してくれました

 

そうこうしているうちに 

ある男の子が 一番に登校してきて

長男を見るなり 突然泣き出しました

 

どうしたのか 分からずにいると

先生が 嬉しくて泣いてるんだよね と

その子はずっと長男が来ないことを

心配してくれていたのでした

 

それから 続々と登校してくる友だちが増え

あ!長男くんが来てる!と

笑顔で駆け寄ってきてくれました

 

それでも やっぱり授業を受ける事が最初はできなくて

特別教室へ移動して過ごしてみたりしました

毎日朝早く教室へ行き私と一緒なら授業に出るという長男の意向を

学校側も受け入れてくれ一緒に1時間だけ授業を受けて帰る

次は2時間、3時間と少しずつ伸ばしていきました

それが慣れていった次の段階では

登校する時に下の子を一緒に連れて行き

ホームルームの時間になったら保育園に送らないといけないから

という理由を作って私と離れて一人で教室で過ごす時間を

1時間、2時間と増やしていきました 

 

学校で終日一人で過ごすとことはできないけれど

何とか慣れ始めた矢先に 夏休みに突入しました

 

夏休みの間も 変わらず空手を頑張り

夏休みの宿題も しっかりやっていました

そして 夏休みが明ける少し前

「お母さん僕、夏休みが終わったらちゃんと学校に行くよ」

と宣言して、その言葉通り夏休み明けから

ちゃんと一人で学校に通うようになりました

 

そして 次の年の3年生の時には

1日も休まずに学校に行き 皆勤賞をとりました

 

あの不登校を経験してから4年後

6年生になった現在 

 

長男は空手で優勝をするまでに強くなりました

どんな相手でも決して怯まず最後まで諦めない

たくましい体と精神力を身に付けました

 

そして自ら中学校受験の道を選び

目標に向かって頑張る事を決意しました

 

長男が不登校を克服できたのは

・学校と先生との連携

・友だちとの繋がり

・打ち込めるもの(長男の場合は空手)

・子どもを信じること

・本人の自己肯定感と行動力

これが大きかったと思います

 

思い返せば 長男が小学校にあがってからしばらく

「お母さんと一緒に学校に行きたい」と言っていた時期がありました

なので登校班の集合場所まで一緒に行って 

きりのいい地点までついて行ったり 時には

学校に着く最後まで一緒に行く事もありました

けれど 当時下の子は3歳 まだ小さく手がかかっていたし

仕事に行く準備や下の子の仕度それから保育園の送迎と

朝は忙しい時間帯だったため 毎回付き添う事はできませんでした

そしてある時長男が「学校がこわい」と言ったことがありました

小学生に上がったとはいえ まだまだ幼なく

初めての環境で様々な不安があったのだと思います

だけど私は

1年生になったのにこんなに甘えん坊で先が思いやられるな

でもまあ今だけでその内慣れるから大丈夫だろう

と軽く考えていたのです

 

長男は小学校に上がってからずっと不安を抱えていて

自分の思いを分かって欲しくて一緒について来て欲しい

学校が怖いという言葉でSOSを発していたのに

私は大人の事情と自分のものさしで

それを受け止めてあげられなかった

長男の中で小さな不安が少しずつ蓄積して

いつの間にか大きく抱えきれない程になり

小さな心が決壊した結果

この不登校に繋がってしまった

 

これがのちに

私が出した長男の不登校の原因です

 

 

長男は基本まじめな性格で 曲がった事がきらいです

正義感も強いのでダメなものはダメと

決められたルールを守ろうとします

多くを語らず 自分の気持ちを心に閉じ込めて

表に一切出しません

ガラスのハートを持ち合わせていて

ちょっとした事に傷つきやすく

すぐにあきらめてしまいます

 

 

子どもの性格は分かっていたはずなのに

この2年生の不登校がなかったら

どうなっていたのかと思うと

猛省しきりです

 

私たち親子はこの出来事があったからこそ 今があります

そう思う事ができるのも 長男が日々成長し

子育ての喜びや苦労を私に教えてくれてるからこそ

だと思います 

 

今現在、長男は反抗期途上中

ああ言えばこう言う

反撃してくる口のきき方と言ったらもう~!!

でもまだまだ可愛いところも残っていて

何より長男の一番の理解者でなければと

この事を教訓にしながら 

口うるさくならないよう

注意しています(笑)

 

子育てに正解はないですが

将来どこに出しても恥ずかしくない

立派な大人として皆さんに認めてもらえるよう

この子を育てていかなくてはいけないなと

責任を持って日々奮闘していこうと思っています

 

ちょっと今回は横道にそれましたが

次は受験の内容に戻りたいと思います

 

長い文章になりましたが

付き合っていただきありがとうございます^^

 

では

勝負の夏休み突入も早々の試練「塾に行きたくない」

夏休みに入り いよいよ

転塾した先で 夏期講習が始まりました

 

朝からお弁当を持って登塾し 夕方までみっちり勉強です

長男は頑張って勉強するぞ!という意気込みを見せてくれていたので

その頼もしい姿に 転塾して良かったと心から思っていました

 

が。。。

 

通塾から約1週間後 朝塾へ向かっている車の中で突然

「今日は塾に行きたくない」と言い出しました

 

宿題ができてないのか、あまり体調が良くないのか

思いつく理由を聞いてみても全部違うと言って

頑なにただ行きたくないとアピールし 泣き出しました

 

この様子から何かあったんだなというのは分かったので

とりあえず 話しを聞くことにしました

 

「先生に怒られるから」

最初に口にした理由はこうでした

 

どうして怒られるの?と聞くと

「いつも授業の最後にやるテストがあって(その日の理解度を確認するテストで合格点に達しなかった場合は居残りして再試験をやる)そのやり直しをちゃんとしてるのにやってないと怒られた」それから「クラスにいる二人の子が休憩中にふざけていて自分にまでちょっかいをかけてきたから、それを止めようとしたら怒られた」と

 

長男は小さい頃から理不尽な怒られ方をされるのを

凄く嫌がる傾向があって この件も自分は悪くないのに怒られた

という所が物凄く引っ掛かってるんだな というのが分かりました

 

これは先生に聞いてみるしかないと思ったので

塾へ電話して担任の先生と話してみました

すると「ああ、昨日のことですね」とすぐにピンときた様子

 

先生が言うには

○最後の確認テストの時にちゃんと自分で解いて持ってくるようにとなっているが、長男はすぐに解答を持ってきたため、答えを丸暗記して解答したのではと思い先生が本当に自分で解いたのかと聞き解き方を説明するよう言ったがちゃんと答えられなかったのでやっぱりという事で叱ったと

○2つ目の件は、塾は遊びに来る所ではなく勉強する所、たとえ他の子にちょっかいを出されたとしてもそれに応じないという姿勢を見せて欲しいと注意した

 

だいたいこんな感じでした

 

人見知りでシャイな性格

言いたい事をうまく伝えらない幼い語彙力

入塾して1週間

 

今回の件は長男のダメな所が

露出してしまった結果だなと悟りました

 

電話を切った後、先生が話していた事を長男に伝えました

「テストはちゃんと分かってた。今解けと言われたらちゃんとできるよ。でも説明しろと言われて口でどうやって説明していいか分からなかったから黙ってた」と

もう一つの方は「すごくうるさかったから最初は口だけで注意してたけど全然聞かなくてちょっかいまで出されたから追いかけていったら自分だけ注意された。二人は逃げたから怒られなかった」と

 

親として色々と言いたい事は山ほどあったのですが

とにかく納得できる明確な答えを出して

長男が前に進めるよう促すことを前提に

 

一つ目の件については

実際に目の前で問題を解かせるとちゃんとできていたので

・黙っているだけでは分かってないと思われても仕方ないこと。説明できないなら先生の目の前で解いて見せること

・これを教訓に上手く相手に説明できる練習をしていくこと

 

二つ目の件は

・先生も全部見えてる訳じゃない、目に見える部分で判断する時もある

・次からはちょっかいに乗らないこと

・しつこい時には遠慮せず先生に言いに行くこと

 

少しずつ納得している様子を見せていましたがまだ渋ってる様子の長男

 

更に聞いてみると

 

・いつも確認テストで残されること

・皆できてるのに自分だけ出来ていないのが辛い

と話してくれました

 

そう、実はここが一番長男が引っ掛かっていた部分だったんですね

 

塾の新年度は3月から始まり夏休み前までに全範囲の勉強を終わらせます

夏休み期間はそれまでの総復習で繰り返しの定着を図る勉強になります

しかし長男のように夏期講習から入塾した子はそれまでの勉強が

できていないので夏休みの勉強は相当頑張らなければなりません

加えて理解度もまだまだ低いため再テスト必須になります

 

この事を知ったのはこの件の後だったのですが

その時に心の底から「もっと早く転塾させていれば」と後悔しました

6年生が勝負とはまさにこの事だったのだと。。。

 

長男は夏休みが勝負という言葉を真摯に受け止め

この1週間必死に勉強していました

だけど周りと自分との差に気づいて とても焦っていたのです

先生も長男を見ていて それを感じていたそうです

 

慣れない環境で、朝から夕方までこれまでやった事のない勉強量をこなし

皆との差に焦りながら それでも必死に追いつかないとと頑張っていた矢先に

この出来事が勃発して 心が悲鳴をあげたのでした

 

 

ちゃんと勉強してるな

受験への意識がやっと高まったな

と頑張ってる姿を見て満足してしまっていた私は

長男の事を上辺だけで判断して

全然ちゃんと見てあげられてなかったんだと反省しました

 

実は長男にはこういう出来事が前にもありました

不登校」という形で。。。

 

あの時の苦悩は今でも忘れられませんが

少しずつ記憶が薄らいでいってるのは

今があるから

 

次回はその時の事を書こうと思います

 

子どもが頑張ってる時こそ 

しっかりと見てあげなければいけない

 

これが私の教訓です

 

 

 

 

 

塾選び(後半)個別塾から集団塾へ

6年生になり いよいよ受験まで約1年

長男は変わらず個別塾へ週2日通っていました

 

中学受験を決めてからこれまでの間

一度も塾へ行きたくないなど

ネガティブ発言が飛び出す事はなく

塾へ通う日々を過ごしていました

 

ただ、見ていると受験へのモチベーションが下がってきてるな

と感じる所が多々ありました

塾の勉強だけで満足している点

受験はまだまだ先だという危機感の無さ

来年早々に受験本番を迎えるというのに

のんびり考えてるんだなという意識が丸見え

 

本当にこのままで大丈夫なんだろうかと

私もさすがに心配になってきました

 

我が家の地域では中学受験をする子はまだまだ少なく

クラスの5分の1程度です

それでも6年生になってから受験の話題が

ちらほらと入ってきていました

 

長男の仲の良い女の子で

とても頭が良く運動もできる優秀な子がいて

その子も当然ながら受験組、受ける学校も上位校です

 

長男はその子と話すと凄く刺激を受けるようで

受験の話しができる数少ない友達でもありました

学校にそういう仲間がいるという事が

長男の受験へのモチベーションを維持できる

一つの要因になってるのかなと感じていた私は

やはり同じ目標に向かって頑張れる仲間と

共に勉強できる環境が望ましいのではないかと思い始めていました

 

そうこうしている内に

以前受けた塾の模試が 6月にまた開催されるという

情報が入ってきました

 

前回の模試の時は 知ってる人は誰もいませんでしたが

今回の模試は 同じ学校の 同じ中学校を受験する予定の

友達も参加する事が 決定しました

 

そして 模試当日

会場に着くと 同じ小学校の友達が 何人も受けに来ている事が判明

6年生からその塾に通いだした子が多くいたのです

 

模試が終わった後の長男の表情は

とても いきいきとしていて

前回受けた時とは 大違いでした

模試という 緊張感のある環境下でも

知ってる仲間がいるだけで 不安が減り

休み時間に声を掛け合うだけで 緊張が和らぎ

試験に臨むことが出来た

長男には皆で頑張れる環境が向いてる

それだけで今回の模試を受けたかいがあったと思いました

 

個別塾の最大のメリットは

個人の理解度に合わせた進度で勉強ができること

これに尽きます

長男も個別塾には満足していて

分かりやすいしずっと続けたい

と言っていました

 

私もその事は十分理解していたので

ずっと通わせていたのですが

中学受験を目標にしていて更に

外部刺激によりやる気を出すタイプの長男には

受験へ意識を向けさせモチベーションを上げる為には

やはり個別ではなく集団型が良いと判断しました

 

難関校の受験を目指すのであれば

個別塾や家庭教師との併用も十分に検討するべきだろうと思うのですが

経済的な面も考慮せざるを得ない我が家の状況下では

どちらかにしか通わせられない

 

模試が終わってから 長男と塾をどうするか話し合いました

 

中学受験といえば 6年生の夏休みが勝負!と良く言われるので

夏休みの間本当に受験に向かって頑張れると思う方を自分で選んでほしいと

すると長男は「集団塾に通いたい。そこで皆と頑張りたい」と宣言

 

夏休みから集団塾へ通うことが決定しました

 

模試を一緒に受けに行った同じ中学校を受験予定の友達も

このタイミングで通塾となりました

 

さあ、勝負の夏休みの幕開けです

 

 

 

塾選び(前半2)

5年生の10月から個別塾に通い始めて

約4ヶ月ぐらいがたった頃

 

何気に他の塾について調べてみようと思い立ちました

 

このまま個別から変えるつもりは無かったけれど

6年生からは受験を意識してもっと真剣に勉強しなければ

と思い始めていたのでそのきっかけになる手がかりを探していました

 

すると

とある塾が2月に模試を開催するという情報を手に入れました

外部からでも受けられる試験で尚且つ各私立公立の実績や今年度の

受験に関する情報などを教えてくれる説明会を同時に開催するというのです

 

これは絶対に参加しなければ!!

と即塾へ電話して申し込みました

 

当日 試験会場へ長男を送っていき

私はその足で説明会会場へ向かい

受験に関する色々な情報を聞きました

 

個別塾ではそういう説明会などは無かったので

初めて聞く情報がたくさんありました

 

私は真剣にその説明会に聞き入り

今まで漠然としていた中学受験への感覚が

少しずつ現実味を帯びてきたような

霧がかかってモヤモヤとしていた視界が

少しすっきりと見やすくなったような

そんな感覚を覚えました

 

中学受験を決意してからまだ数ヶ月とはいえ

日々の生活や忙しさに気を取られ

受験への熱意が少し冷めてしまっていたのだと思います

 

受験に向けて頑張らなくちゃ!

と気持ちを一新しました

 

ところが後日

 

長男が受けた模試の結果が

え、塾通ってるんだよね?と

目を疑うほど最悪の出来で

 

いつも塾から帰る時に

どんな内容だったのか理解できたかを聞いていたのですが

「○○の問題をやった、ちゃんと出来たし分かった」

と言っていてそれに付随して学校の授業が分かるようになったとか

テストでもできるようになったとかもちろん結果や日々の様子を見て

私もそれは実感していたので完全に鵜呑みにしていたのです

 

正直もっとできるものだと思ってました

けれど 全くの逆

待って どうして なんでと

自問自答して出た答えが

 

この模試は長男が目指す学校よりも

もっと上のランクを目指している子が

長男よりもずっと前から塾に通って頑張ってるという子が大半受けてる

そうだよね まだ塾に通いだして数ヶ月だし

出来る子ばかりが揃ってる模試なんだから

長男ができないのは当たり前だよね

これからも塾に通って勉強していれば

きっと大丈夫だよね

 

と、まだまだ甘い考えでいた私

とにかくこのまま勉強へのモチベーションを下げることなく

受験へ向かって頑張ってほしいと

現状維持を貫くのでした

 

つづく